この記事ではベイブレードの歴代ドラシエルシリーズをまとめた上で簡単な歴史や解説も加えて紹介しています。
ドラシエルシリーズをざっくりと知りたいという方に向けた内容になっています。
動画版もありますので、動画で見たい場合はこちらからどうぞ。
どんなベイ?
ドラシエルは右回転のディフェンスタイプです(HMSは両回転)。
ブレードベースにメタルボールを内蔵しており、重量が高いのが特徴。
メタルボールによってベイ全体の重量を上げて守りつつ、アタックリングのスパイクで反撃するバトルが可能です。
使い手
青木たかお・BB3プロジェクト・テレビ東京
使い手はタカオの友人でありライバルの、水原(みずはら)マックスです。
防御バトルスタイルが得意。タカオと同じBBAチームに所属していますが、Gレボリューションではチームを離脱してタカオのライバルとして戦うことを選択します。
ドラシエルメタルボールディフェンサー
2000年5月発売 32 スターター 防御型 |
初代ドラシエル。
ドラシエルの代名詞とも言えるメタルボールギミックを初搭載したベイブレード。
ブレードベース内部に搭載された2個のメタルボールが回転力に応じて移動します。
高速回転時はボールが外側に移動し遠心力を強化されることで持久力が上がり、回転力が落ちるとボールが内部に移動し内重心化・回転速度をアップさせ終盤の防御力を上げることができます。
アニメではプロトシェルという名称で登場し、のちに玄武のビットチップがはめ込まれることでドラシエルとして生まれ変わりました。
ドラシエルS(シールド)
2001年3月発売 A-14 スターター 防御型 |
2代目ドラシエル。
スピンギアシリーズで登場したドラシエルで、ブレードベース内のメタルボールギミックはそのままに、軸先にも固定型のメタルボールを使用した防御モデル。
軸もメタル化したことによって摩擦が軽減され持久力の向上が図られています。
アニメでは、アジア大会の強敵との対戦に備え、キョウジュがマックスのために新開発したベイブレードです。
中国チームや、その後のアメリカ大会などで強敵と戦い活躍しました。
ドラシエルF(フォートレス)
2001年9月発売 A-35 スターター 防御型 |
3代目ドラシエル。
スピンギアシリーズ第2弾のドラシエルで、これまで同様ブレードベースにメタルボールを2個内蔵。
さらに軸先のメタルボールも360度のフリー回転仕様になり、どのような体勢でも防御力を発揮でき、かつ持久力もキープできるようになりました。
アタックリングはこれまでの4枚刃から8枚刃に増量され、よりカウンター力が高まっています。
ちなみに商品には軸の回転を滑らかにするためのグリスが同梱されていますが、これを塗るとスタジアムがグリスでベトベトになるため他人のスタジアムなどで使用する際は注意が必要です。
アニメではマックスの母・ジュディがマックスのために新開発した機体として登場します。
バイカル湖の決闘で、カイのブラックドランザーからタカオたちのベイを守るために対戦し活躍しています。
ドラシエルV(バイパー)
2002年6月発売 A-67 スターター 防御型 |
4代目ドラシエル。
マグネシリーズとして登場した機体で、他の四聖獣モデルのベイと異なり、マグネに吸い付くN極のマグネが使用されたベイ。
これによりスタジアムにマグネブロックがある場合、ブロックに吸着することで弾き飛ばされにくくなり防御力が上がります。
ただし床に強く押しつけられる分持久力は減少するので注意が必要です。
ベース内と軸先にはメタルボールが搭載されており、ベースの2個のメタルボールは高速回転時は遠心力で外側に、回転が落ちると磁力に連動して内側に移動するようになっています。
アニメでは爆転シュートベイブレード2002で登場し、ジュディがドラシエルFをバージョンアップさせて開発した機体です。
ドラシエルV2(バイパー・ツー)
2002年11月発売 A-85 ブースター 防御型 |
5代目ドラシエル。
マグネシリーズ第2弾のドラシエルですが、シリーズの中でも特に異質なデザインになっているのが特徴です。
ドラシエルシリーズはどれも左右どちらの回転でも同じ形状のアタックリングが基本ですが、V2のみ左右の回転によって性能が変化します。
ベース内には2個のメタルボールが搭載されており、これまでの回転力に応じて自動で移動するタイプでなく、バトル前に自分で切り替えるスイッチ方式となっています。
これによりメタルボールが外側に配置される遠心力モードと、内側に配置される内重心モードに変形できます。
軸先はメタルボールではなく、普通のプラスチックのボール状軸になっています。
アニメでは2002の終盤で登場し、ラスボスのバーニングケルベロスと激闘を繰り広げます。
次のシリーズのGレボリューションにも登場し、世界大会での活躍を見ることができます。
ドラシエルG(グラビティ)
2003年4月発売 A-104 ブースター 防御型 |
6代目ドラシエル。
エンジンギアシリーズで登場し、唯一のメタルボール軸のエンンジンギアを搭載してるのが特徴です。
ファイナルクラッチベースによってバトル後半に回転力が復活し、終始防御に徹することができる鉄壁のベイに仕上がっています。
さらに、ブレードベースには小型のメタルボールが内蔵されています。
アニメではGレボリューションに登場し、世界大会などで活躍します。
元チームメイトのタカオ、カイ、レイとの対戦にも要注目です。
ドラシエルMS(メタルシールド)
2003年8月発売 A-125 スターター 防御型 |
7代目ドラシエル。
プラスチックとメタルが融合した新シリーズ・HMS(ヘヴィメタルシステム)で登場したドラシエルシリーズ最後のモデルです。
ドラシエルFに似た8枚刃スパイクを搭載。
さらにメタルが融合し、プラスチックとメタルが交互に並んだ、メタルシールドの名にふさわしい頑強な外見になっています。
HMS最初期でまだギミックが搭載されていなかったモデルということや、本体が小型化したこともあり、ドラシエルシリーズとしては初めてメタルボールギミックが除外されたモデルになっています。
アニメではGレボリューション後半で登場。
ベイブレードの未来をかけたバトル「ジャスティス5」にて、ミステルが使うポセイドンの全方位攻撃を受け止め激戦を繰り広げました。
ドラシエルシールド.C.P(セントラル・プレス)
2016年12月28日発売 B-67 ランダムブースターVol.5収録 ディフェンスタイプ |
バーストシリーズで復刻された機体。バーストでは初代、通算では8代目ドラシエルになります。ランダムブースター5のレア枠として販売され、予約限定の20周年記念セットにも収録されています。
レイヤー(アタックリングに該当するパーツ)が新規で製作され、ディスク(ウェイトディスク)、ドライバー(ブレードベース)部分は既存のパーツから選出されています。
ドライバーのプレスはメタルボールはないものの、外側に重りがついていたり、軸先が球状になっていたりとドラシエルらしさは再現されています。
ドラシエルフォートレス.10.Pl(テン・プラネット)
2019年7月19日発売 B-00 爆転シュートベイブレード20周年記念セット収録 ディフェンスタイプ |
バーストシリーズでは2代目、通算では9代目のドラシエル。
予約限定の20周年記念セット収録ベイで、他のFシリーズより入手難度はやや高めです。
ドライバーのプラネットはファン待望のメタルボール内蔵ドライバーで、より再現度の高い仕上がりになっています。
ドラシエルバイパー.Ar.Om(アラウンド・オービットメタル)
2020年8月29日発売 B-00 爆転シュートベイブレード2020Vセット収録 ディフェンスタイプ |
バーストでは3代目、通算で10代目のドラシエルで、予約限定の2020Vセットに収録されました。
フリー回転メタルボール内蔵ディスクのアラウンド、フリー回転メタルボール軸ドライバーのオービットメタルをそれぞれ搭載し、外見も性能もかなりのクオリティで再現されたモデルになっています。
また、性能向上のためレイヤーのビットチップ部分はメタルビットチップシステムとして金属製に改良され、重量が高くなっています。
ドラシエルバイパー・ツー.10T.Pl’(テンターン・プラネットダッシュ)
2023年2月発売 B-00 爆転シュートベイブレード2023V2セット収録 ディフェンスタイプ |
バーストでは4代目、通算で11代目のドラシエルで、予約限定の2023V2セットに収録されました。
爆転シュートベイブレードに登場したドラシエルV2をバーストシリーズで再現したリバイバルモデル。
本家のアタックリングの再現はもちろん、表裏を入れ替えて性能を変化させられたサポートパーツも、ターンフレームで再現しています。
ドライバーは、ドラシエルフォートレスに使用されていたものと同じプラネットドライバーが採用され、さらにロックが固いプラネットダッシュに進化しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ドラシエルはドラグーンやドランザーよりは種類が少ないものの、初期型シリーズ時点から参入している歴史の深いモデルになっています。
どっしりした形状で守りつつ、攻撃力の高いアタックリングで相手を跳ね返す、まさに鉄壁と言えるバトルが得意なのがドラシエルです。
確実に守り切って勝つ!そんなバトルがしたい方にオススメのドラシエル、気になったらぜひ手に取ってみてください。