基本情報
A-2 ドランザーS(スパイラル) | |||
2000年12月発売 | |||
スターター | |||
スピンギアシステム | |||
右回転 | |||
バランス型 | |||
火渡カイモデル | |||
パッケージセリフ | 勝負だタカオ!必ずお前に勝つ!! |
性能 | |||||||
ステータス (各パーツ数値合計) |
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重量 | 32.4g | ||||||
持久タイム | 1分52秒16 |
パーツ紹介
アタックリング:ダブルウイング | |||||
攻撃・防御・持久全てのバランスが取れた性能を持つ。左回転時には鋭いウイングが強力な攻撃性能を引き出す。 | |||||
ウェイトディスク:エイトバランス | |||||
8角形のウェイトディスク。攻撃力や防御力をバランスよく強化する性能を持つ。 | |||||
スピンギア:ライトスピンギア(フリーシャフトバージョン) | |||||
右回転専用スピンギア。フリーシャフト機構・メタルベアリング内蔵の金属製軸によって高い持久性能を持つ。 | |||||
ブレードベース:スパイラルチェンジベース | |||||
専用スピンギアと組み合わせることで攻撃性能の高い軸と、フリーシャフトによる持久性能に優れた軸を使い分けることができる。 |
詳細
スピンギアシリーズで登場したドランザー。軸のオートチェンジ機能がなくなり、バトル前に手動で攻撃と持久に変形できるようになっています。
ビットチップ
重量 | 0.8g |
1パーツで直接アタックリングにはめ込むタイプの長いビットチップ。
アタックリング「ダブルウィング」
ステータス |
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重量 | 3.7g |
逆向きについた2枚刃のアタックリング。右回転時はスパイク攻撃の性能になりますがアタックリング自体が薄い形状のためそこまで弾くことはなく受け流しに優れている印象です。
左回転にすると非常に鋭い刃になり攻撃力が大幅に上がりますが、アタックリングが薄く細い形状のため破損しやすいので注意!また、回転中に触れるのも危険です。
ウェイトディスク「エイトバランス」
ステータス |
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重量 | 14.4g |
ライトスピンギア(フリーシャフトバージョン)
重量 | 6.0g |
ドランザーS専用のスピンギア。内部にメタルベアリングを搭載しメタルシャープ軸がフリー回転します。スパイラルチェンジベースと組み合わせることで持久モード時に効果を発揮します。
ブレードベース「スパイラルチェンジベース」
ステータス |
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重量 | 7.5g |
専用のスピンギアを装着することで、攻撃と持久のモードに手動で切り替えができます。攻撃モード時はフラット形状で結構動き回ります。軸パーツが大きく、丸い形状なのでスタジアムの段差に乗り上げて自滅しやすいです。
攻撃用の軸をひねると専用スピンギアのメタルシャープ軸が露出し持久モードに切り替えできます。このメタル軸はベアリング機構搭載のフリー回転軸になっているため非常に持久力が高いです。また、軸周りのパーツが丸く幅も広いため、傾いた際に本体を支えてくれるので最後の粘りにも強いです。
このブレードベースは攻撃モード時背が高く、持久モード時に背が低くなるという特徴を持っています。しかしスピンギアを通常のものに付け替えて、持久軸を削除した状態で持久モードにセットすることで背の低い状態で攻撃モードにすることができます。
※パーツの重量は個人計測です。
レビュー
全体を通して性能の高いバランス型ベイです。
特にブレードベースの粘り強さが優秀!
軸周りが全体的に丸っこい形をしているので、最後ふらついたときにベースがベイ本体を支えてくれることで数回転の粘りが可能です。
この数回転の粘りが重要で、互いに同じようなタイミングでふらついたときにもこの回転によって持久勝ちできたりと、細かいところで響いてきます。
持久モードはそれに加えてフリー回転のメタルシャープ軸もついているので、下手な持久型より安定して戦えます。
ということで持久モードは扱いやすく便利なのですが、攻撃モード時は段差にかなり乗り上げやすく、暴れてそのまま自滅したり、外周をぐるぐる回り続けて中央の相手に当たらなかったりといった難しさがあります。
とはいえ機動力自体はあるので、うまく相手に当たることができれば威力を発揮できます。
攻撃モードで使うなら、シュート時に角度をつけて少しパワーを押さえてシュートするとある程度コントロールできるかなという感じです。
なので総合すると攻撃・持久どちらのモードもしっかり使えますが、どちらかというと持久寄りで、攻撃モードは慣れが必要といったベイブレードになっています。
対戦動画
アニメでの活躍
初登場
爆転シュートベイブレード第1話の最後で登場。朱雀の聖獣を宿したベイブレード。
~ベイブレードバトルトーナメント編
第2話冒頭でタカオのグリップアタッカーと対戦。タカオのベイの高い回転力を利用し、風圧で上昇。そのまま上空からタカオのベイに攻撃をしかけ、粉々に破壊し勝利した。その後タカオが新たに完成させたベイ・ドラグーンSと対戦する。再び破壊しようと攻撃するも予想外のパワーではじき返される。本気を出したカイが朱雀のパワーを引き出すが、タカオのドラグーンからも突如青龍が出現し互いに弾き飛ばされ引き分けとなった。この際にドランザーにひびが入るほどのダメージがあった。その後再調整・強化されて復活し、テストバトルでは10分ものハンデを与えた状態でシェルキラー四天王3人を同時に相手し圧勝している。
ベイブレードバトルトーナメントではBブロックに参戦し、バトル開始直後からハイペースで他の参加者のベイを次々と弾き飛ばす。最後はドランザーと、キョウジュの使うベイのみが残った。各ブロック2名まで勝ち進めるためこの時点でも決勝トーナメント出場はできたが、容赦せずキョウジュのベイも弾き飛ばしている。また、予選ブロックはバトルに勝ってもシュートから2分回転しなければならないという条件もあったが、軸先を持久モードに切り替えることで回転時間の条件をクリアした(ちなみに実際のドランザーSはバトル前の攻撃持久切り替えはできるがバトル中のオートチェンジ機能はない)。
決勝トーナメントでマックスのドラシエル(プロトシエル)と対戦。バトルはスタジアム中央のカウントポジションにベイを乗せ10カウント経過することで勝利となる特殊ルールで、1stバトルではマックスに先制でポジションにベイを乗せられるが、スタジアムの形状を利用したジャンプで上空からアタックをしかけることでドラシエルを弾き飛ばし、ポジションを奪い取り勝利する。2ndバトルではマックスの戦略により逆回転シュートされたドラシエルに回転力を吸収され敗北した。最終3rdバトルは、同時に10カウント獲得したことでサドンデスの直接対決となる。玄武の力を発揮したドラシエルのパワーにより吹き飛ばされたが、その反動を利用して上空から強力な攻撃をしかけることでドラシエルを弾き飛ばし勝利した。
決勝戦では再びタカオのドラグーンSと相まみえる。1stバトルはドラグーンの予想外の攻撃力によってブレーダーのカイもろとも吹き飛ばされ敗北するが、これにより本気を出したカイのフルパワーシュートによって2ndバトルを奪い返す。3rdバトルでは互いの必殺技がぶつかり合い、両者のベイが上空に弾き飛ばされる。それぞれ一歩も引かず空中戦を繰り広げた末、スタジアムのふちに落下する。ドラグーンは内側に弾かれスタジアム内に復帰したが、ドランザーは場外し敗北となった。
世界戦・アジア大会編
準決勝のモルディブ戦で初出場し、圧倒的パワーによって一撃でモルディブのベイを弾き飛ばし勝利した。
世界戦・アメリカ大会編
一回戦で、メキシコチームのミゲルと対戦。ミゲルのベイに巻かれていたギターの弦を切り裂き、圧倒的パワーで勝利した。
準決勝ではブラジルチームのマリオのベイと対戦。試合の描写は省かれたが勝利している。
ユーロ編
決勝の舞台・ロシアへ向かう道中、イギリスで襲い掛かったカイロナのバンデオスと対戦する。バンデオスの聖獣のミイラ男が攻撃を仕掛けてきたが、狭い路地裏でうまく誘導することでミイラ男の身動きを封じ勝利した。