基本情報
A-18 トライピオ | |||
2001年4月発売 | |||
ブースター | |||
スピンギアシステム | |||
右回転 | |||
防御型 | |||
エディモデル | |||
パッケージセリフ | 飛べ!!ねらえ撃て!!必殺スティングシュート!! |
性能 | |||||||
ステータス (各パーツ数値合計) |
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重量 | 32.2g | ||||||
持久タイム | 37秒27 |
パーツ紹介
アタックリング:フライングディフェンス | |||||
史上最大サイズのアタックリング。ダウンフォースを生み本体を床に押し付けることで防御性能がアップ。また、アタックリングだけでシュートして飛ばして遊ぶこともできる。 | |||||
ウェイトディスク:エイトヘビィ | |||||
8角形のウェイトディスク。重量があり、防御性能をサポートする。 | |||||
スピンギア:ライトスピンギア | |||||
右回転専用スピンギア。 | |||||
ブレードベース:SGシャープベース | |||||
スピンギア対応の基本ブレードベース。シャープ軸によりスタジアム中央で持久戦を展開する。 |
詳細
ベイブレード史上最大のアタックリングを搭載したインパクト抜群のベイブレード。残念性能のネタベイとしてもトップクラスの人気や知名度を誇る伝説のベイブレード。後のバーストシリーズにもトライピオに影響を受けたと思われるマキシマムガルーダ.8F.Flが登場しています。
ビットチップ
重量 | 0.8g |
1パーツで直接アタックリングにはめ込むタイプの長いビットチップ。
アタックリング「フライングディフェンス」
ステータス |
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重量 | 6.1g |
史上最大の大型アタックリング。
刃の部分には傾斜がついており回転中ダウンフォースを生み出し、空力で本体を押し付けて床に固定することで吹っ飛ばされにくくなり高い防御性能を発揮します。
外側の枠は完全な円形ではなく、3カ所のでっぱりが存在し相手に引っかかるような形状になっています。
また、シューターを裏返しにして、そこにアタックリング単体をつけてワインダーを引っ張るとフリスビーのようにアタックリングを飛ばして遊ぶ使い方も可能。思わぬところに吹っ飛んで紛失する可能性もあるので室内や安全な場所で行いましょう。
ウェイトディスク「エイトヘビィ」
ステータス |
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重量 | 13.9g |
初期のものより少し薄く、重量が軽くなっています。
ライトスピンギア
重量 | 4.0g |
ブレードベース「SGシャープベース」
ステータス |
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重量 | 7.0g |
※パーツの重量は個人計測です。
コメント
爆転のネタベイを代表するベイのひとつ。
ネタベイの中では一番有名かつ愛されている機体ではないでしょうか。
どの辺がネタかというと、やはりその巨大すぎるアタックリング。面白いベイブレードではありますが、アタックリングのサイズが極端すぎることによりさまざまな弊害が発生します。
ダウンフォースが発生しすぎて、防御力は高くなっても肝心の持久力がほとんど失われるため相手の攻撃を耐える以前の問題ですぐに止まってしまいます。また、アタックリングが大きいためスタジアムの床からトライピオのアタックリングにかけての空間が大きく、その部分に相手に潜り込まれてしまうと一気に下からバランスを崩され、体勢を立て直す暇もなくアタックリングが床に接触し一瞬で倒れてしまいます。
アタックリングだけでシュートすると空中に飛ばして遊べるという何とも言えないギミックもシュールさに拍車をかけているように思います。
ちなみにアタックリングは安全のため軟質素材になっていますが、外周の枠が薄いため形が歪みやすくメンテナンスは必要になってくるかもしれません。
最弱との呼び声も高いトライピオですが、スタジアムの大部分のスペースを占領するアタックリングは個性でもあるのでうまく利用したカスタマイズをすれば思わぬ性能を発揮することもあります。もともと持久力には期待できないので、いっそアタックで相手を押し出すような組み合わせにすると案外面白いです。あいかわらず安定はしないですが_:(´ཀ`」 ∠):_
ちなみに海外版はけっこう改良されているので使い方次第でかなりのパワーを発揮します。同記事内に海外版の紹介もあるので興味のある方はこのままスクロールしてください。
ハズブロ(海外版)トライピオ
トライピオは海外で発売されたものはアタックリングが修正されており、形状は似ていますが性能は日本版とは大きく異なっています。
アタックリング:フライングディフェンス(ハズブロ版) | |||||
海外版のトライピオ。日本版のダウンフォース機能がなくなっている。さらに外周の枠も太くなり遠心力が強化。完全な円形になり相手との引っ掛かりもなくなっている。 |
性能 | |
重量 | 33.8g |
持久タイム | 1分4秒04 |
アタックリング「フライングディフェンス(ハズブロ版)」
重量 | 7.7g |
海外版は外周の枠が内側に太くなっているためパッと見少し小さめに見えますが、サイズは同じくらいです。重量は日本版より1.6gほど重くなっています(個人計測)。
刃の形状を比較してみると、右の日本版は刃が左から右にかけて下っていく坂の形状になっていますが、左の海外版は水平になっています。この形状差により、海外版トライピオは日本版に搭載されていたダウンフォース機能を排除しています。
※パーツの重量は個人計測です。
レビュー
日本版はダウンフォースのせいで持久力が低かったですが、海外版はダウンフォース排除と外周リング枠の増強により一気に安定感が高まり強くなっています!
個人測定ですが、海外版トライピオは日本版に比べ約30秒ほど持久タイムを伸ばしていることからも持久力の向上がうかがえます。
また、日本版は巨大アタックリングの下から潜り込まれると一気にバランスを崩したちまち倒れてしまいましたが、海外版トライピオは安定感があるため逆に相手を巨大アタックリングで押し付けて反撃することも可能です。
ただしアタックリングがでかいことに変わりはないので、相手のバランスを崩し切る前に連続してアタックを受けると、逆にこちらが一気に体勢を崩し床に接触してしまうこともあるので過信は禁物です。
特にスタジアムの床の傾斜が急なほどバランスを崩しやすいので、床がなだらかなワイドタイプスタジアムなどが真価を発揮できるフィールドになってきます。
でっぱりのあった日本版と違い、海外版は完全な円形になりダウンフォースも排除され持久力が上がっているため、持久や防御面に特化したカスタマイズがおすすめです。
デフォルトではシャープべースの軸が細すぎて傾きやすいのが弱点のため、カスタムする際は軸幅が広く、下から攻撃されても体勢の立て直しが可能なウルボーグ、バーニングケルベロス、ゼウスなどのベアリング系持久ベースとの組み合わせがおすすめです。
幅広の軸で本体を支えられるため、先ほども書いた「体勢を崩した際に床に接触しやすい」という弱点も克服し相手を叩きつける戦法が取りやすくなります。
ゼウスのベースはウルボーグ・ケルベロスより背が高いため、大型アタックリングが床に接触しにくいため特におすすめです。
まとめると、カスタムする場合は日本版アタック系、海外版はディフェンス・スタミナ系で組んでいくと性能を発揮しやすくなると感じます。
対戦動画(日本版)
対戦動画(ハズブロ版)
アニメでの活躍
爆転シュートベイブレード第27話で初登場。アメリカチームPPBのブレーダー・エディが使用。ビットチップにサソリの聖獣を宿している。
世界大会Aブロック決勝戦の第2試合に出場。BBAチームのレイが使用するドライガーFと対戦した。その際に舞台となったスタジアム「パラボラアンテナスタジアム」は、通常の6分の1の重力(月面と同じ)の状態になる特殊スタジアムであったが、ダウンフォースを生み出すトライピオは影響を受けず対戦することができたこともあってストレート勝ちを果たした。
ロシアチームとのセレモニーマッチでは第2試合に出場するも、ユーリのウルボーグ2に瞬殺された。その後第3試合ではロシア側から出場したカイのブラックドランザー1機に対し、アメリカチーム全員の4機のベイで対戦することとなる。アメリカチームの他のベイもろとも瞬殺され聖獣を吸収された(聖獣は最終回51話にてトライピオのもとに戻った)。
Gレボリューションでは第4話で登場。チームの団体行動を乱すリックを腕ずくで止めるためにリックのベイと対戦。終始押されていたがスタジアムの壁が崩れたことにより一応引き分けとなった。
第28話では世界大会決勝戦前のエキシビションマッチに出場している場面があったが細かいバトルの描写はされなかった。