この記事ではもう一つの主人公ベイ・ガイアドラグーンシリーズをまとめた上で簡単な歴史や解説を加えて紹介しています。
ガイアドラグーンをざっくりと知りたいという方向けの内容になっています。
どんなベイ?
ガイアドラグーンは右回転のアタックタイプです(HMSのみ両回転)。
スピードタイプのドラグーンと違い、重量を乗せたヘビーなアタックが得意なベイブレードです。
また、アタックリングにフリー回転リングが搭載されているのも特徴で、メインリングでアタックしつつ、フリーリングで防御も備えたバランスのとれたバトルが可能。
使い手
青木たかお・BB3プロジェクト・テレビ東京
使い手は野生児ブレーダーの皇大地(すめらぎダイチ)です。
劇場版で初登場し、その後本編のGレボリューションで登場します(劇場版はパラレルワールドで、本編との繋がりはありません)。
Gレボリューションではタカオと共に世界大会へ出場。最初はタカオと息が合わず同士討ちすることもありましたが、徐々にチームワークが生まれて最終的には高度な連携プレイで強敵を打ち倒しています。
ガイアドラグーン
2001年10月発売 コロコロ限定 コロコロコミック応募者全員サービス 攻撃型 |
初代ガイアドラグーン。
コロコロの読者デザインキャンペーンで、優秀者のデザインを元に商品化されたベイブレード。
2020年現在も復刻され、いまだにシリーズが続いていると考えると非常に偉大なデザインと言えます。
巨大なフリー回転ウィング搭載アタックリングやアタック用の突起がついたスペシャルウェイトディスク、合計5つのメタルボールを内蔵したスピンギア・ブレードベースなどロマンのあふれ出るギミックになっています。
ただし、フリー回転のせいで持久力の消耗が激しく、実戦用の性能としては扱いにくい機体になっています。
アニメでは劇場版「タカオVS大地」で登場し、その後のテレビアニメシリーズでは、Gレボリューションの過去の回想シーンで大地が使用しているシーンを見ることができます。
ガイアドラグーンV(バースト)
2002年9月発売 A-78 ブースター 攻撃型 |
2代目ガイアドラグーン。
マグネシリーズで登場した機体で、劇場版「タカオVS大地」公開記念として劇場で先行販売され、その後一般のお店にも並びました。
S極マグネを内蔵することにより、スタジアムにセットしたマグネに反発し軌道を変化させることができます。
初代同様にフリー回転アタックリングを搭載していますが、フリーウイングの露出が減ったことで持久力の消耗が減り、先代のガイアに比べ扱いやすさが増しています。
劇場版「タカオVS大地」で登場。
また、その後のアニメシリーズGレボリューションでも大地の初期使用ベイとして登場し、世界大会でライバルと激闘を繰り広げます。
ガイアドラグーンG(グレート)
2003年5月発売 A-108 ブースター 攻撃型 |
3代目ガイアドラグーン。エンジンギアシリーズで登場したモデル。
エンジンギアシリーズ発売ベイの中では唯一のメタルフラット軸持ちの機体。
さらにファイナルクラッチベースと併せることにより、序盤から暴れるだけでなく後半もエンジンギアのパワーで加速し、常に相手をアタックし続ける重厚的なアタックタイプベイになっています。
アタックリングにはノコギリ形状のフリー回転ウイングを搭載しています。
アニメではGレボリューションで登場し、世界大会で活躍。
タカオとのタッグバトルでドラグーンと連携を見せるだけでなく、単体での試合でも熱いバトルを繰り広げます。
ガイアドラグーンMS(メタルスパイク)
2003年8月発売 A-123 スターター 攻撃型 |
4代目ドラグーン。HMS(ヘヴィメタルシステム)シリーズで登場した機体。
アタックリングにはガイアドラグーンG同様のノコギリ形状のメタルパーツを搭載していますが、フリー回転はしなくなっています。
フラット軸のコアを搭載したシンプルなアタックタイプベイに仕上がっています。
アニメではGレボリューション後半で登場。
大地が使用する最終機体で、BEGAのトップブレーダーの一人・ミンミンが使うヴィーナスと対戦しました。
ガイアドラグーン.Ar.Hn’(アラウンド・ハンターダッシュ)
2019年7月20発売 B-146 ランダムブースターVol.16収録 アタックタイプ |
バーストシリーズで復刻されたモデル。バーストシリーズとしては初代、通算では5代目のガイアドラグーン。ランダムブースター16のレア枠として販売されました。
発売時期が遅かったため予約限定の20周年記念セットには入っておらず、手に入れる場合は単品購入する必要があります。
レイヤー(アタックリングに該当するパーツ)が新規で製作され、ディスク(ウェイトディスク)、ドライバー(ブレードベース)部分は既存のパーツが使用されています。
レイヤーはフリー回転ウイングを忠実に再現しているだけでなく、ビット部分がバーストの爆転復刻モデルの中で初めてメタル化され、重量が上がっています。フリー回転ウイングは上下のパーツが固定されているため分解はできなくなっています。
本家のブレードベースのメタルボールは、アラウンドディスクで再現。アラウンドディスクには外周に4つの小型メタルボールが内蔵されています。
ドライバーも本家の軟質軸を再現し、小型ラバー軸のハンターダッシュドライバーが使われています。
ガイアドラグーンバースト.10E.Ir(テンエキスパンド・アイアン)
2020年8月29発売 B-00 爆転シュートベイブレード2020Vセット収録 アタックタイプ |
バーストシリーズとしては2代目、通算では6代目のガイアドラグーン。予約限定の2020Vセットに収録。
復刻版の初代ガイアと同じようにアタックリングのフリー回転が再現されていますが、分解はできなくなっているためフリー回転ウイングを交換したりといった使い方はできません。
ディスクは、本家のテンワイドを意識した持久重視のカスタムになっており、ドライバーも本家を再現したメタルフラット軸のアイアンドライバーが採用されています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
スピード重視のドラグーンとはまた違った、重量級の攻撃を得意としたガイアドラグーンの紹介でした。
もう一つのドラグーンというインパクト絶大なインパクトを誇るガイアドラグーンシリーズ、種類も少なくコンプリートの難易度は他に比べると楽なので興味のある方は集めてみてはいかがでしょうか。