爆転シリーズはベアリングの軸がいくつも出ているけど、一番長く回るのはどれ?
そんな疑問にこたえるべく、今回は実際に検証を行いました!
今回は爆転シリーズの定番のベアリング系ベース4つで持久タイムを計測し、どのベースが一番長く回転するのかを検証していきます。
ベアリングについておさらい
まず、一応かるくベアリングについて確認しておきましょう。
ベアリングとは、軸を滑らかに回転させるための部品です。内部に球体が配置されており、それらが摩擦を軽減することで軸が回りやすくなります。
そのベアリングが、一部のベイブレードの軸先にも取り入れられているのです。
ベアリングによるフリー回転軸は非常に高性能で、公式大会での使用率もトップクラスだったこともあり、ベイブレードの環境において「持久型が最強」という認識が定着するほどです。
検証の内容
今回の検証では、そんなベアリングを搭載したベイブレード「メタルドラグーンベアリンススティンガー」、「ウルボーグ」、「バーニングケルベロス」、「ゼウス」のブレードベースをそれぞれ使用。
各持久タイムを検証しどれが一番長く回るかを調べていきます。
公平を期すため、アタックリング・ウェイトディスクはどれも同じものを使用します。
今回は、ドライガーSのアタックリングと、ワイドサバイバーのウェイトディスクを使用します。円形のパーツなので空気抵抗が少なく、持久力を測るにはうってつけのパーツと言えます。
これらを組み合わせ、バーストシリーズのスタンダードスタジアムで計測していきます。
では次に検証に使用するブレードベースを紹介!
エントリーNo.1
ベアリングベース(メタルドラグーンベアリングスティンガー)
重量7.3グラム。
ウルボーグの陰に隠れがちですが、実は史上初のベアリング機構搭載のフリー回転軸搭載パーツ。軸先もPOM素材でつるつるしているため、まさに持久特化といった性能!
爆転シリーズ初期の持久改造を支えた高性能ブレードベースです。
エントリーNo.2
SGベアリングベース(ウルボーグ)
重量10.1グラム
爆転世代の希望の星!持久型・ベアリングの代名詞ともいえるウルボーグのブレードベース!
さらにベアリングは、日本ベアリングメーカー最大手の日本精工株式会社・通称「NSK」の製品が使用されているという、超本格的な持久タイプ!
ウルボーグ最高!ウルボーグ最高!オマエもウルボーグ最高と叫びなさい!!
エントリーNo.3
カスタマイズベアリングベース(バーニングケルベロス)
重量11.2グラム
バーニングケルベロスのブレードベース。ダブルベアリングを搭載したフリー回転軸。
このパーツにはベアリングが2つ内蔵されており、片方はウルボーグ同様のNSKベアリングで軸先の回転をサポートし、もう片方は通常のメタルベアリングで軸本体がぶれないように支える役割を持ちます。
また、サポートパーツにも対応しているため、今回は使用しませんが別の持久特化のサポートパーツに付け替えることでさらに性能を上げたりできるやべーやつ。
ブレードベースをカスタムできるのは、つよい。
エントリーNo.4
ファーストクラッチベース(ゼウス)
重量14.2グラム
ラストはゼウスのブレードベース。ダブルベアリングに加え、軸先素材にPOMが採用されているため持久性能が高い!
サイズ、重量ともにエントリーしたパーツの中でも圧倒的な数値!
背が高いという唯一無二の個性を活かせるのか期待です。
さあ、エントリーするパーツが出そろいました。これらのパーツにそれぞれドライガーSのアタックリングと、ワイドサバイバーをとりつけ持久タイムを計測!
エントリー順に結果を発表していきます!
結果発表
ではいよいよ結果発表。果たして一番長く回ったパーツは!?
順番に紹介!
第4位
ファーストクラッチベース(ゼウス)
1分29秒91
第4位はゼウスのブレードベース。1分半を切ってしまう結果に。
ただし、重要なのは中パワーでシュートした結果ということです。
は?全力で回せや。
そう言いたくなるかとも思いますが、これには理由があります。
ゼウスのブレードベースは軸幅が広い形状のため、シュート直後、ゴリッゴリに大暴れします。
全力シュートだとスタジアムのふちを飛び越え自滅してしまう始末。
そのため、暴れてしまう全力シュートよりも、むしろ少しパワーを抑えたほうが持久タイムはよくなります。
ただし今回使ったものは対戦動画などにも使っており結構使い込まれているので、軸がすり減っていたのも原因かもしれません。
とにもかくにも、全力シュートではタイム測定自体出来なかったため中パワーでの計測に。
それでもほぼ1分半なので決して悪いタイムではありません。
興味深いですね。
第3位
カスタマイズベアリングベース(バーニングケルベロス)
1分31秒33
第3位はバーニングケルベロスのブレードベースで、ギリギリ1分半越えを記録。
ただし、こちらもゼウスのベース同様に中パワーでシュートしているという点があります。
バーニングケルベロスの軸形状も少し平べったく、シュート直後暴れやすいという性質を持っています。
そのためあえてパワーを抑えることでブレを少なくしタイムを計測しました。
シュート技術にもよるでしょうが全力でシュートしてしまうと暴れすぎてスタジアムのふちに擦れて体力を消耗し、1分22秒94と、かえってタイムを落としてしまうという結果が出ています。
全力でシュートすると、むしろタイムが10秒弱落ちてしまうという結果でした。
しかし中パワーでも1分半は超えたので十分な結果といえると思います。
第2位
ベアリングベース
1分42秒98
第2位はメタルドラグーンのベアリングベース。初期型のパーツながらかなりの好記録!
このパーツの軸はしっかりとがっているので、全力でシュートしてもしっかりセンターをとってくれます。
ここにきてやっと全力シュートでの結果です。
シュート直後にちょっと傾いてしまったので、正確にスタジアムに落とすことができればもうちょっと記録を伸ばせるかも。
ちなみに何度か試したのですが自分には無理でした。
条件次第では2分も目指せそうです。
第1位
SGベアリングベース(ウルボーグ)
1分52秒69
第1位は、ウルボーグのSGベアリングベース!2分の大台に迫る記録に!
さすがのウルボーグのパーツ。終盤の安定性が凄まじく、回転が止まる直前までぴったりとセンターを陣取っておりブレがかなり少なかったです。
スタジアム中央を陣取るスマートな動き、そしてフリー回転軸による安定性はまさに持久型の慣性系といえるでしょう。
持久型代表の名は伊達ではありませんでした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
あらためて結果を表にまとめると、
順位 | パーツ | タイム | パワー |
1 | ウルボーグ | 1分52秒69 | 全力 |
2 | メタルドラグーン | 1分42秒98 | 全力 |
3 | バーニングケルベロス | 1分31秒33 | 中 |
4 | ゼウス | 1分29秒91 | 中 |
となりました。
ウルボーグ強し!という結果ですね。
ただし、順位が低いバーニングケルベロス、ゼウスのベースも最低限のタイムを出しているだけでなく、シュート直後暴れ回るということは持久型でありながら前半アタックもできると言い換えることもできます。
なので結局はカスタムやバトルスタイルによって好みのパーツを使うのが良いでしょう。
重要なことは、単体の持久性能=バトル時の持久性能ではないということです。
今回の検証はあくまでも単純な単体タイムとして、参考程度に。
ちなみに個人的にはゼウスのベースが一番好きです。
重量や、他のベアリング系パーツより背の高いという点が気に入っています。ちなみに、ハズブロ版のトライピオの性能を最も引き出すパーツだと信じています!
というわけで今回の検証を終了します。